博多 東京 新幹線

博多発〜東京行きなら「のぞみ早特往復きっぷ」が使える

東海道・山陽新幹線もいくつかの方法で安く乗ることができますが、東京〜博多という同じ新幹線の区間でも、出発するのが東京か博多かで使える割引きっぷが違います

 

東京発〜福岡(博多)行きの新幹線料金は、

などで安くすることができます。

 

それに加えて、博多発〜東京行きでは「のぞみ早特往復きっぷ」という割引きっぷが使えます。
このきっぷはJR九州で販売している往復きっぷで、九州を出発して往復する場合にのみ使うことができ、東京を出発する場合には使えません

JR東海でも「のぞみ早特往復きっぷ」がありますが、使えるのは名古屋・浜松などの駅〜小倉・博多の区間で、東京からの設定はありません。

 

このJR九州で販売している「のぞみ早特往復きっぷ」を使うと、東京〜博多間を34,970円で往復することができ、普通料金(片道22,950円→往復45,900円)で往復するより10,930円安くなります。

 

東京〜博多間の場合、往復割引という方法も使うことができますが、往復料金は43,120円。
「のぞみ早特往復きっぷ」の方がずっと安いです。

 

では、この「のぞみ早特往復きっぷ」は、どこでどんな条件で購入することができるのでしょうか?
簡単にご紹介していきます。

購入条件は?

→出発日の21日前〜7日前までに購入
→購入時に座席も指定すること
→変更不可

 

購入場所は?

→福岡・北九州地区の駅の窓口または旅行会社の窓口

「のぞみ早特往復きっぷ」の座席数は限定されているため、販売期間中でも切符の売れ行きによっては購入できないこともあります。

新幹線の乗車区間が博多〜東京・品川であっても、出発地が佐賀・長崎・佐世保・大分・宮崎・都城などの場合、このきっぷとは別に「東京往復割引きっぷ」を利用することができます。
利用できない期間もありますが、それ以外は当日でも購入可能です。

 

往復のきっぷだけなら、このように東京発より博多発の方が安くなる手段が多いです。
しかし、やはり片道5時間かかる博多〜東京間は、宿泊なしで往復することはないですね。

 

では、「のぞみ早特往復きっぷ」を使った場合と、東京発〜博多行の新幹線で一番格安だった新幹線宿泊パックはどちらが安いのか、ここでも同じように比較してみましょう。

 

のぞみ早特往復きっぷは一番安いのか?

「のぞみ早特往復きっぷ」は博多発なので、新幹線宿泊パックも同じように博多発で東京のホテルに宿泊した場合で比較します。

 

宿泊先は同じホテル(1泊5,800円)を利用したとして料金を計算します。

のぞみ早特往復きっぷを使った場合

新幹線往復料金・・・34,970円
宿泊料金・・・5,800円
合計・・・40,770円

 

新幹線宿泊パックを利用した場合

1名利用の場合の新幹線往復+宿泊合計・・・36,600円
同じプランを2名以上でで利用した時の1名分合計28,800円

(※ある日の実際のプラン料金です。)

 

比較してみると、宿泊代を合わせた合計料金が安いのは新幹線宿泊パック
1人利用の時でも4,000円、2人利用時には1人約12,000円安くなります

 

 

のぞみ早特往復きっぷと新幹線宿泊パックの比較

■宿泊先も予約しなければならない場合、新幹線宿泊パックで予約した方が安い。
■知人・親戚の家など宿泊先が決まっていれば、のぞみ早特往復きっぷ。
 (2名以上の場合、宿泊しなくても新幹線宿泊パックの方が安いですが)
■現実的ではありませんが、日帰りならのぞみ早特往復きっぷ。