東京　福岡　新幹線　途中下車

東京と福岡（博多）の移動途中、新幹線は名古屋や新大阪駅に停車します。
名古屋や新大阪で一旦途中下車し、また別の新幹線に乗ることもできますが、そのような予定がある時には切符の買い方に注意しなければなりません。

新幹線を途中下車する時、乗車券はそのまま利用することができますが、特急券は利用する区間ごとに買わなければなりません。
名古屋や新大阪で一旦降りるのであれば、東京〜名古屋・新大阪で１枚の特急券、名古屋・新大阪〜博多で１枚の特急券が必要です。

料金はどう変わる？

東京〜博多間の普通車指定席料金は、乗車券１３，８２０円・特急券９，１３０円の合計２２，９５０円。
名古屋で途中下車する場合、乗車券の料金は変わりませんが、特急券の料金は東京〜名古屋が４，８３０円、名古屋〜博多が７，４２０円なので、合計で２６，０７０円かかります。
新大阪で下車する場合、東京〜新大阪の特急券が５，７００円、新大阪〜博多の特急券も５，７００円なので合計すると２５，２２０円かかります。

では、このように途中下車する場合、これより料金を安くする方法はないのか考えてみましょう。

東京〜博多間の移動途中に片道のみ名古屋・新大阪で途中下車する時の料金は…
名古屋下車の場合、往復で４９，０２０円。
新大阪下車の場合、往復で４８，１７０円。
この料金を安くする方法をご紹介しましょう。

往復割引

片道６００キロを超える東京〜博多間では、往復分の乗車券を同時に買えば往復割引になります。
往復割引で乗車券は１割引になり、片道１２，４３０円、往復で２４，８６０円。
これに特急券を合計すればいいので、名古屋で途中下車する時は往復で４６，０６０円、新大阪で途中下車する場合は往復で４５，３９０円。
往復で３，０００円近く安くなります。

エクスプレス予約

エクスプレス予約を利用できる会員の方は、これで安くすることもできます。
通常のエクスプレス予約を、東京〜名古屋・名古屋〜博多・博多〜東京で分けて利用すると合計４８，６９０円。
東京〜新大阪・新大阪〜博多・博多〜東京で分けて利用すると合計４７，９３０円。
名古屋下車時は３３０円、新大阪下車時は２４０円しか安くなりません。

ところが、乗車券に往復割引、特急券に「e特急券」を利用するともう少し安くなります。
e特急券は東京〜名古屋が４，０５０円、名古屋〜博多５，５３０円、博多〜東京７，５００円なので、往復割引の乗車券と合計すると、往復４１，９４０円。
東京〜新大阪が４，８２０円、新大阪〜博多が３，６３０円、博多〜東京７，５００円なので、往復割引の乗車券と合計すると、往復４０，８１０円。
この組み合わせであれば、名古屋下車時は７，０８０円、新大阪下車時は７，３６０円安くなります。

新幹線宿泊パック

東京〜福岡（博多）の新幹線料金は、往復・宿泊の合計で比較すると、新幹線宿泊パックが最も安いです。
では、名古屋・大阪で１泊、福岡で１泊する新幹線ホテルパックの料金を計算してみましょう。

名古屋で途中下車＆１泊

まず、東京発〜名古屋行きパックの料金は、１泊４，４００円のホテルなら２０，２００円。
名古屋発〜博多行パックの料金は、１泊５，０００円のホテルなら３４，６００円。
２つのパックを合わせると合計５４，８００円なので、往復割引＋名古屋・博多各１泊の合計５５，４６０円よりさらに安くなります。

新大阪で途中下車＆１泊

東京発〜新大阪行きパックの料金は、１泊５，７００円のホテルなら２６，７００円。
新大阪発〜博多行パックの料金は、１泊５，０００円のホテルなら２５，８００円。
２つのパックを合わせると合計５２，５００円なので、往復割引＋大阪・博多各１泊の合計５６，０９０円よりも３，０００円以上安くなります。

この他にも、新大阪〜博多間や名古屋〜博多間の往復にはお得な割引きっぷも存在します。
これらを組み合わせて利用することもできますが、エクスプレス予約が利用できる方は、往復割引とe特急券を併用すると安いです。

関連ページ

早割はある？

東京〜福岡（博多）の新幹線で使える早割について。早割・早特きっぷでどれくらい安いのか？利用条件や購入期限は？

当日・前日・直前でも安い？

東京〜福岡（博多）の新幹線料金について、当日・前日・直前でのきっぷ購入でも料金は安くなるのか？直前に予約して安くなる方法を解説。

予約するには？

東京〜福岡（博多）の新幹線予約について。東京〜博多間の新幹線はどんな方法で予約することができるのか？